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HDDが壊れた・・・パーティションテーブルが壊れた?

参考サイト・・・TestDiskを使ったHDDのリカバリー事例

 
通常の方法(fsckとか)では復旧できそうにないので、TestDiskというツールを使うことにします。ダウンロード元はこちら。Linux, kernel 2.6.18 or later x86_64を頂きました。以下、今回のリカバリーの手順。

(01) ダウンロードしたファイルを展開します
tar jxf testdisk-7.0-WIP.linux26-x86_64.tar.bz2

(02) スーパーユーザー権限でtestdisk_staticを叩きます
sudo ./testdisk-7.0-WIP/testdisk_static

(03) TestDiskが起動するので、新しいログファイルを作成を選択
>[ Create ] Create a new log file

(04) 目的のデバイスを選択
>Disk /dev/sdc – 1000 GB / 931 GiB – BUFFALO External HDD

(05) partition tableのタイプを選択。通常はIntel。稀にEFI GPT。
>[Intel ] Intel/PC partition

(06) 壊れたパーティションを探しに行きます
>[ Analyse ] Analyse current partition structure and search for lost partitions

20140703_01

パーティションテーブルが壊れています。知ってた。

(07) ディスクを調べてもらいます
>[Quick Search]

20140703_02

パーティションを見つけてくれました。えらいえらい。

(08) パーティションの種類をPrimaryにしてEnterを押します
>P Linux 0 1 1 121600 254 63 1953520002
*=Primary bootable P=Primary L=Logical E=Extended D=Deleted

(09) ディスクに正しいパーティションテーブルを書き込みます
>[ Write ] Write partition structure to disk

(10) ディスクに書き込んでよいかを聞かれます
ここを越えると、元に戻せない可能性もあるので、自己責任でYを押します。
Write partition table, confirm ? (Y/N)

(11) Advancedモードを選択します
>[ Advanced ] Filesystem Utils

パーティションの復旧をしていないと、No partition availablと言われます。

(12) ディスクの中身を見てみます
>[ List ] List and copy files

20140703_03

これで、ディスクの中身が見えれば、一応成功です。
パーティションテーブルだけが壊れているという奇跡を期待しましょう。

(13) 見えたファイルを安全なディスクにコピーします
;“で選択して、”C“で選択したファイル/ディレクトリーをコピー。
コピー先を選択して、”C“で実行。

無事にコピーしてくれることを祈ります。

(14) リカバリー完了
今回は、何回かに分けていくつかのフォルダをコピーしましたが、以下のような結果となりました。
Copy done! 521688 ok, 2 failed
Copy done! 25976 ok, 0 failed
Copy done! 127447 ok, 1 failed
だいたい、救出できたっぽいですね。いくつかファイルが壊れていますが、致命的ではなさそうなので一安心。

今回は、運良くほぼパーティッションテーブルだけ壊れている状態だったので、99%以上のデータを救出することができました。いつもこんなに上手くいくとは限りませんが、ご参考まで。

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